クスリのハルナ

フリーダイヤル:0120-313-701
ご予約・お問合せ

命をかけて守った命~暴風雪の中、命を賭して娘を温め続けた父の愛~

朝日新聞の記事から
 『猛吹雪の中、自らの命を賭して少女の体を温め続けた父は童謡「サッちゃん」の替え歌を歌って、少女を励まそうとしていた。 北海道で9人が命を落とした3月2~3日の暴風雪被害から1カ月。少女が「お父さん」との最期の時間を語った。』と書かれていました。
新聞記事吹雪の中、お父さんの歌が聞こえた 助かった9歳少女.JPG
吹雪の中、お父さんの歌が聞こえた 助かった9歳少女.jpg
1ヵ月前(3月2~3日)の北海道を襲った暴風雪(ホワイトアウト)の中で、自分の命と引き替えに9歳の娘を救った父親(岡田幹男さん)のニュースを再び思い出して胸が熱くなりました。
「学校に行きたい。けど、まだ、あんまり指が動かせない。どっちの足も」
『足に凍傷を負った岡田夏音さんは、およそ10日前に病院を退院した。数年前に母を亡くし、父幹男さんと2人暮らしだった自宅から、使い慣れた布団やクマとキリンのぬいぐるみと共に、現在は地元・湧別町の親族宅で暮らしている。
猛吹雪の中、自ら覆いかぶさって体を温めてくれた父は童謡を歌って励ましてくれた。北海道で9人が命を落とした3月2~3日の暴風雪被害から1カ月。先に亡くした母親の言葉「あんまり泣いてはいけないよ」と父のぬくもりとともに、9歳の少女は前を向こうとしている。』とありました。
夏音さんのお母さんは2年前に亡くなって、お父さんとふたり暮らしだったそうです。父方母方の祖父母もすでに他界しているといいます。
「あんまり泣いてないよ」と夏音さん。
まだ9歳・・・声を上げて泣きたい時もあるでしょう。どんなにか心細いことでしょう。
せつないですね。神様っていないのかな・・・なんて思ってしまいます(TT)
あの日「ナッちゃんはね......」。幹男さんがお酒に酔うといつも歌って聞かせてくれた童謡「サッちゃん」の替え歌を歌いながら、身体を温め続けてくれたといいます。
そして「ナッちゃんはね、ナッちゃんはね......」と幹男さんの声に力がなくなり、途切れ途切れになって・・・(TT)
幼児虐待、育児放棄、我が子を殺して育児手当を不正受給といった悲しいニュースも多い世の中。
このせつなくて悲しいニュースは、子を思う親の無償の愛を考えさせてくれました。
きっと夏音さんはご両親の大きな愛を感じて、成長していくことでしょう。
改めて、岡田幹男さんのご冥福をお祈りします。     
                                合掌

ページの先頭に戻る