クスリのハルナ

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ダイヤモンド☆ユカイさんも悩んでいた 「男性不妊症」

昨日(3月10日)は一般社団法人子宝カウンセラーの会」 の研修会に参加してきました。

まず東日本大震災から2年を迎える日を前に、犠牲になられた方々に黙祷を捧げました。 命について考えることが多い私たち。今生きていることに感謝しなければいけませんね。



さて、「一般社団法人子宝カウンセラーの会」では、毎回不妊治療に携わる医師、 培養士の方々をお呼びして、ご講義を受けているのですが、今回の講師は 男性不妊専門医、石川智基先生でした。

石川先生はこうおっしゃいます。 「不妊の原因の半分は男性です」と。



石川智基医師.jpg

今回、石川先生にご講義いただいたテーマは「男性不妊診療最前線」
男性不妊の現状と最先端の治療技術、そして生活習慣改善の必要性の お話をしてくださいました。

『男性不妊症』のご著書もある石川先生は日本では極めて少ない男性不妊 専門医の第一人者で、日本のMicro-TESE(顕微鏡下精巣精子採取術)の 先駆者でもあります。

ミュージシャンのダイヤモンド☆ユカイさんが自らが「閉塞性無精子症」で この手術を受けたことを著書「タネナシ」の中で告白して話題になりましたね。



ダイヤモンド☆ユカイ「タネナシ」.jpg


石川先生によると、日本では未だに「不妊の原因は女性にある」という見方が 強く、不妊治療のほとんどが産婦人科で行われるため、男性側の対策がほとんど なされていない現状があるとおっしゃっています。

しかし、WHO(世界保健機関)のデータによると、実際は男性側に原因のある ケースが約半数に上っており、「男性不妊症」が大きな問題となっています。

「男性側の原因で不妊になっているケースなのに、女性側だけの治療を繰り返して いるだけでは、身体的、経済的負担が増すばかりで、妊娠率は上がらない」 とご指摘されていました。

精子のDNA損傷が進むと、自然妊娠は厳しいとのこと。また精子のDNA損傷は 流産の危険因子にもなっていることと、生まれてくる子供にも影響があること から、「精子の質」を上げることは不妊治療でとても大切なことです。

「無精子症」「精索静脈瘤」など外科的な手術が必要なケースもありますが、 「生活習慣、食習慣の改善など努力次第で、精子の質を上げる方法はある」と 石川先生はおっしゃいます。

それには、精子のDNA損傷の原因になっている「酸化ストレス防ぐこと」が重要 だそうです。

まずは「禁煙」!
タバコによるDNA損傷の影響はかなり大きいそうです。 「これを減らせば妊娠率が上がる」「禁煙が不妊治療だと思ってぜひ禁煙を!」と 力強く訴えていらっしゃいました。

ご主人が「タバコをやめられない」とおっしゃる方には、完全禁煙は難しくても、 まずは本数を半分にする努力をとお伝えしていきたいと思います。

禁煙は愛です.jpg


その他には・・・

*肥満・・・かっこいいパパでいるためにもぜひダイエットを!

*禁欲期間は2~3日で・・・精液を溜めれば溜めるほど、DNA損傷は進みます。 5~7日の禁欲でDNA損傷は2倍以上になるそうです。

*ストレス

*コーヒー

*サウナ・・・精子は熱に弱いです。精巣を温めるサウナは避ける事が望ましいようです。

*ブリーフよりトランクスを!

*抗酸化力のあるものを摂る・・・サプリメントで摂ることも有効ですね。



「少しでも精子の質を改善させるため、生活習慣を改善させる。妊娠の確率は、 間違いなく上がると思います。」と石川先生。「思い立ったらできるだけ早く!」 とおっしゃる石川先生のお言葉には「負担のかかる治療期間は短く。なるべく早く 赤ちゃんを授けてあげたい」という熱い思いが感じられて感銘を受けました。



石川先生もおっしゃっていましたが、治療、お身体作りはご夫婦そろってすることが とても大切ですね。





子供を望むカップル、女性に赤ちゃんが訪れますように。 そして今お腹の中で成長している命が今幸せであるように。 誕生した赤ちゃんが沢山の愛に守られ健やかに育ちますように。 心から願っております。
不妊治療に不安な方お電話ください。 病院の紹介も行っております。
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